ホームページを業者に作らせると普通に失敗します。よくある失敗パターン7選

倒産寸前だった借金20億円の家業を再建。1989年生まれ、慶應義塾大学卒、元外資系コンサルタント、現整備工場オーナー。

週に1〜2日ほど整備管理システムCarRideのアイデアをスタッフたちからもらうために出勤しています。

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この記事の対象読者

この記事は整備売上1億円未満の整備工場を対象としています。整備売上が1億円以上の整備工場は対象外です。(機会があればそちらについても書いてみようかなと思いますが、たぶんニーズ無いよなぁ。)

ホームページを作ると売上があがる?

ホームページ作成業者から「ホームページを作れば売上あがります!」と言われてそれを信じている方に伝えたいのは、「そこら中地雷だらけで、それを全てかいくぐったら売上が上がるかもしれない」ということです。

中小企業の多くはホームページ作成に失敗しているんですよね。経営者自身が気づいているかどうかは別にして。

僕は昔、とある業界の店舗ホームページを受託する営業をしていたことがあります。

そのときに強く感じたことは、ホームページ作成業界はあたりまえに詐欺が横行しているということです。実際に30名くらいの店舗経営者の方にヒアリングをしたことがありますが、まぁ半分くらいは詐欺業者にやられてました。

その詐欺業者から店舗を救うために直接バチバチやりあったこともあります 笑

ちなみに中小企業庁は平成23年にこのような注意喚起をしています。

ここで書かれている「リース契約」はごくごく一例で、失敗パターンは山ほどあります。

よくある失敗パターン

僕が自分の目で見てきたことを元に代表的な失敗パターンを7個あげていきます。

リース契約で責任逃れ

リース契約は二度と取り返しがつかない契約なので避けた方が良いです。自分の身内がやろうとしてたら喧嘩してでも止めます 笑

リース契約後はホームページ業者の手を離れてリース会社との契約だけが残るため、ホームページ業者は一切責任を負いません。どんなに手抜きホームページが出来上がっても契約でガチガチに固められているため業者の言い分が通ってしまいます。

あと、リース契約は途中で解約できないので「1年経って効果がでなければやめようか」なんてことができません。その契約の重さで言うと結婚と同じくらいなので本当に気をつけてください。

ドメインを人質に

ホームページにはドメインというものがあります。家でいうと土地・住所にあたるものです。例えば当店のドメインはこれ(https://yusayusa.com/)です。

で、これは通常ホームページを管理している人(=業者)が所有することになります。

それによってどういうことが起こるかと言うと、業者からの理不尽な要求(例えば追加請求 など)も飲まざるを得ないんですよね。

もし断ったら、あなたのホームページは今まで使っていたドメイン(土地・住所)を二度と使えなくなってしまい、それまでに築きあげたホームページの価値を全て失います。

データを人質に

ホームページはたくさんのデータ(画像、文字、プログラミング)によって成り立っています。

通常、データの著作権はホームページを作成した人(=業者)が所有することになります。

あとは上記で説明した「ドメインを人質に」と同じことが発生します。

修正費用が高額

ホームページは頻繁に修正が必要な手のかかる子です。公開してすぐは毎日、ある程度落ち着いてきてからも月に数回は修正してあげる必要があります。

で、その修正費用が高額なんですよ。だいたい業者は1回あたり数万円とかを平気で請求してきます。1文字修正するのも100文字修正するのも手間は一緒なので、ほんの少しの修正だからと安くなることはありません。

この修正費用はかなり整備工場経営を圧迫するので、だんだんと修正されない(=お客様の役に立たない)ホームページになっていってしまいます。

対応端末が少ない

世の中にはたくさんの電子端末(windowsパソコン、macパソコン、iPhone、androidスマホ、iPad、androidタブレット など)や、ホームページを見るためのブラウザ(InternetExplorer、Edge、GoogleChrome、safari、FireFox など)が存在します。

ちゃんとしたデザイナーが作ったホームページは少なくとも95%以上の閲覧者からキレイに見えるサイトを作ります。

しかし残念なデザイナー(?)が作ったホームページはスマホに対応してなかったり、InternetExploreに対応していなかったりします。スマホ対応していないということは80%の閲覧者を切り捨てることになりますし、InternetExploreに対応しないということは8%の閲覧者を切り捨てることになります。

SEO対策を神格化

SEOとは「ホームページを検索結果の上位に表示させる手法」です。

業者から「弊社がSEO対策をするとホームページを検索サイトの上位に表示させることができます!」と言われたら信じちゃいますよね。

ほんとSEO対策の神格化にはこりごり。

SEO対策の歴史について簡単にまとめると

  • 誰しも検索サイト(googleやYahoo!)の上位に表示させたい
  • そのために様々な反則的手法が試みられ、実際に2010年頃くらいまでは効果があった
  • しかしそれを良しとしない検索サイト側はあらゆる反則的手法を無効にして、現在ではそのような手法はほとんど通用しなくなった
  • また、検索サイト側は自社のビジネスを脅かす「どうやったら上位に表示されるか」という情報は一切公開しない
  • ホームページ作成業者はそこを逆手にとって、自社はさも特別な手法を知っているかのように喧伝している

というのが現実です。騙されないでくださいね〜。

しかし、一つだけ検索サイト側が表明していることがあります。

Contents is KING(=コンテンツこそが王様だ)

つまり、お客様のニーズに沿ったものを作ることこそが大切ということです。これこそが常に原点です。

お客様のニーズを満たせない

最後になってしまいましたが、これが一番大切です。

お客様がホームページに何を求めているかということを様々な角度から分析する必要があります。ほとんどの整備工場のホームページにはこの視点がかけています。

お客様が求めているのは本当にカッコいいデザインやイケてるキャッチコピーでしょうか?

その答えはお客様しか持っていません。なので店舗やインターネット上のあらゆる手段を用いてお客様が本当に求めているものを把握する必要があります。

間違ってもこれを業者任せにしてはいけません。業者は整備工場を経営したことがありません。

「他社では〜」なんて言葉に安易にのっかてはいけません。あなたお客様と、他社のお客様は全く違うものを求めているものは違います。